東京電力パワーグリッド栃木総支社が23日までにまとめた7月の県内電力需要実績は、前年同月比8・3%増の16億357万7千キロワット時となり、東日本大震災発生直後の2011年4月以降で最大となった。大震災以降、節電への意識が高まり、省エネの取り組みは進んでいる。それでも7月は記録的な猛暑が続いた影響で、エアコンなどの冷房需要が高まり、消費電力が拡大した。一方、供給電力について、同総支社の広報担当者は「太陽光発電の発電量が増えているほか、日が陰る夕方以降は不足分を補う対策を取っており、安定供給できた」と説明する。

 同総支社によると、電力需要は例年、冷房需要が高まる夏場と暖房利用が増える冬場に拡大する。特に今年7月は酷暑が大きく影響した。このため同月に記録した最大電力も震災以降、最大となる316万7千キロワット(18日午後3時)となった。岐阜県内で40度を超えるなど全国各地で気温が高くなった日で、前年同月の最大電力(7月14日午後3時)より7・8%増えた。