子の成長願い獅子舞奉納 佐野の塩釜神社

 【佐野】飛駒町の塩釜神社で4日、春の例大祭が開かれ、同地区に伝わる民俗芸能「鍋沢(なべざわ)の獅子舞」が奉納された。同獅子舞は市無形民俗文化財に指定されており、安産の神で知られる同神社で、生まれてくる子どもの健やかな成長を願いながら奉納される。担い手不足で数年の間途絶えていたが、地元住民らが2015年に復活させた。

 この日は、獅子舞3頭とひょっとこが笛吹き2人の演奏に合わせ、集まった地域住民らの前で堂々と舞を披露。赤ちゃんを連れた家族や子どもたちの姿も見られ、紙でできた獅子舞の髪をもらって喜んでいた。奉納後には、地域住民らから温かい拍手が送られた。

 同神社総代の一人で、ひょっとこ役を務めた提箸哲朗(さげはしてつろう)さん(53)は「上々の出来。昨年からメンバーも増えた。今後も継続していき、後継者も育ってくれればいい」と話していた。