郷土芸能「時庭の神楽」簡素化で伝統守る 那須

郷土芸能「時庭の神楽」簡素化で伝統守る 那須

 【那須】寺子乙の時庭地区に160年以上前から伝わるとされる郷土芸能「時庭の神楽」が24日、地区内の約25戸と時庭公民館で披露された。各戸を回る時庭神楽青年部のメンバーが減少したことから、今回は開催方法を変えて行われた。

 神楽は獅子や太鼓、三味線などで構成。各家庭を回り、「火伏せの舞」を披露する。獅子に頭をかまれると一年間、健康に過ごせるという言い伝えがある。2005年に町無形民俗文化財の指定を受けた。

 これまでは午前9時ごろから、家の中で舞を披露した後、お神酒が振る舞われ、1戸当たり30分ほど滞在。歩いて移動し深夜まで行われていたという。

 今年から青年部員(35歳までの社会人)が2人減り3人になったことから、各戸回りを簡略化。部員が玄関前で舞を披露し、正午すぎに終えた。