写真で足尾の今昔を対比 地域おこし協力隊と早稲田大が特別展

 【日光】市足尾地域おこし協力隊と早稲田大の研究グループによる特別写真展が1日、市足尾行政センターで始まった。45~60年前の足尾の記録写真と、同じ場所を撮影した現在の風景を2枚1組で並べて歴史の変遷を見てもらう。写真から住民の記憶をたどるグループの研究の一環で、協力隊が展示を企画した。協力隊は「足尾の魅力発信につながる。貴重な写真で地域の歴史を知ってほしい」としている。28日まで。

 会場では、過去と現在の写真33組を並べているほか、展示しきれない100組の写真をスライド映像で公開。かつては足尾銅山の社宅が立ち並んだ通洞地区がモダンな住宅地へと変貌し、道路は昭和30年代から舗装化されたことなどを紹介している。

 過去の写真は、古河鉱業(現古河機械金属)の社員だった故新井常雄(あらいつねお)さんが約40年にわたって撮影し、県文書館に寄託。グループは2年ほど前に借りて足尾の住民に見てもらい、引き出される記憶から歴史を再構成する研究を進めている。