「#不登校は不幸じゃない」をテーマに開かれたトークイベント

 【宇都宮】「#不登校は不幸じゃない」をテーマにしたトークイベントが19日、江野町のまちづくり交流センター「イエローフィッシュ」で開かれた。不登校経験者2人が自身の体験を語り、その様子が会員制交流サイト(SNS)を通じてライブ配信された。会場に足を運べない人に配慮した取り組みで、主催者は今後も不登校で苦しむ人などに向けさまざまな発信をしていくという。

 学生の居場所づくりなどに携わる市内のNPO法人キーデザイン(土橋優平(どばしゆうへい)代表理事)が「今、孤独を抱え苦しんでいる人たちの力になれたら」と企画した。子どもの自殺が多くなるとされる夏休み明けを前に、全国各地で同時開催された同様の取り組みの一環。

 協力したのは、共に不登校の経験を持つ宇都宮大国際学部3年大滝真優(おおたきまゆ)さん(21)と壬生町在住、会社員日向野(ひがの)猶仁(なおと)さん(18)。2人は、当時抱えていた生きづらさや周囲との関わり方、不登校をどう乗り越えたかなどについて土橋代表理事との対話を通して語った。

 大滝さんは「不登校でも人とのつながりがあれば、自分を肯定してくれる人がいつか現れるはず。決してあきらめないで」と呼び掛け、日向野さんは「まだやりたいことが見つからず苦しいが、自分の責任で進んで行ける今が楽しい。高校に行かなかったことは後悔していない」と語った。

 トークの合間には、とちぎ未来大使でシンガー・ソングライターの横田悠二(よこたゆうじ)さん(28)も駆け付け、ギターの弾き語りを披露。土橋代表理事は「今後もつらさや涙を共有できる場をつくりながら、活動を継続していきたい」と話していた。