オオタカ営巣の場、アカマツに枯れ防止薬剤注入 那須

 【那須】オオタカの営巣地でもある高久甲の那須街道沿いのアカマツ林(国有林)を守ろうと、塩那森林管理署は29日、木の幹に松枯れ防止薬剤を注入する作業を行った。

 署によると、1983年ごろには同国有林内に約2万本のアカマツがあったが、現在は約9千本に減少。原因は松くい虫のマツノマダラカミキリが運ぶマツ材線虫が木の中に入り込み、枯死させているという。

 薬剤の注入作業は10年以上前から行い、今年は2月から始まるオオタカの営巣を前に、23日から約3・6ヘクタール、515本を対象に実施。注入作業最終日のこの日も、委託業者の作業員が幹の根元にドリルで小さな穴を開け、200ミリリットル前後の薬剤を注入する作業を繰り返した。