文科省の食育モデル校に 宇都宮・今泉小、家庭と連携し授業

 【宇都宮】今泉小(637人)は本年度、文科省の「つながる食育推進事業」のモデル校になった。多様な文化背景を持つ転入児童が多い都市型の学校という特性を踏まえ、郷土食の紹介や農業高校との連携にも力を入れ、食生活の改善を促すシートも作成。家庭や地域と連携し、児童が食育への理解を深めた。25日には文科省で事例発表した。

 「おはようございます」。17日朝、代表委員の児童たちが「食べ物と作った愛情いただきます」と書かれたのぼり旗の横で、体育館へ入る児童に大きな声であいさつを続けた。小平紀子(こだいらのりこ)栄養教諭は「朝ご飯を食べ大きな声で元気にあいさつしよう、という活動です」と趣旨を説明する。

 同事業は学校、地域、家庭が連携し、子どもたちに食の正しい知識と良い食習慣を身に付けてもらうことが目的。栄養指導など食育の推進を図る栄養教諭がおり、全国17のモデル校の一つに選ばれた。

 同校は、全校児童の3分の1が転入生で外国人児童もいる。さまざまな食文化を持つ家庭が多く、保護者アンケートでは「栄養バランスを考えた食事」「食事のマナー」に対する関心は99%を超えるが、実行は80%台だった。

 こうした実情などを基に同校は「食育チャレンジシート」を作成。月1回「朝ご飯を食べた」「はしの持ち方や食器の並べ方など食事のマナー」などの項目をチェックし、学校と家庭の双方向で基本的な食習慣の定着を図った。