高3防災リーダー誕生 10代での認定、市内初 足利の加納さん

 【足利】小俣町、桐生第一高3年加納由暉(かのうよしき)さん(17)はこのほど、地域の災害対策のまとめ役となる「防災リーダー」に認定された。10代でのリーダー就任は市内で初めてで、今後は災害訓練の際のまとめ役となるなど、地域住民の防災教育を担う。加納さんは「若者の防災リーダーが増えるきっかけになればいい」と話している。

 市内の防災リーダー制度は1995年度から始まった。地域の防災活動の中枢を担う人材を育成することが目的で、現在は1827人が認定を受けている。

 毎年8月と12月、消火器の使い方や土のう作りなどを学ぶ「資機材訓練」と、地図を見て災害時の危険箇所や避難場所を考える「講義研修」、自動体外式除細動器(AED)の扱い方や心肺蘇生法を学ぶ「救命研修」の3種の研修会を開催。全て受講した人を市長が認定する。

 加納さんは、病院の検査技師として働く父親の進吾(しんご)さん(56)と共に今年8月と12月の研修会に参加した。受講を勧めたのは母親の民子(たみこ)さん(53)。民子さんは進吾さんが病院の避難計画を立てている姿を見ていた経験から、リーダー研修が看護師を目指している加納さんの役に立つと考えたという。