【茂木】日本大生物資源科学部のゼミと町職員の自主研修グループが合同で、18、19の両日、道の駅もてぎで「もてぎの和牛フェスタ」を開催する。町内で生産されているブランド牛「もてぎ放牧黒毛和牛」の認知度を高めようと、もてぎ放牧黒毛和牛を使った肉料理を数量限定で試験販売する。同道の駅での商品化の可能性も探る。
同学部食品ビジネス学科食品企業組織論研究室(佐藤ゼミ)は、町で本年度まで3年間、食品を研究テーマに設定しており、町職員の自主研修グループ「茂木創生プロジェクトチーム」が研究に協力している。
今年は小井戸の「瀬尾ファーム」のブランド牛「もてぎ放牧黒毛和牛」の認知度向上と道の駅の売り上げ増への寄与をテーマに、ゼミの学生が6月に同ファームや那須塩原市の食肉卸業者に足を運んで現場で学び、商品開発を行ってきた。
フェスタでは、バウム工房「ゆずの木」前の特設会場で、学生が調理した肉寿司(ずし)、ハンバーグ丼、ローストビーフ丼を計約100食販売し、商品化へ向けた必要なデータの収集を行う。
肉の仕入れには町職員の地域商社「ソーシャルアップもてぎ(SUM)」が協力し、茂木駅前のレストラン「タカギ商店」がメニューの監修と調理指導に当たる。利益はSUMを通じて町に寄付されるという。
18日は正午~午後4時、19日は午前10時~午後4時まで。同時間帯で同じメニューが宇都宮市陽東8丁目「小籠包Garden大地」でも提供される。