老いに伴う「フレイル」予防を 市民講座で飯島教授講演 鹿沼

 【鹿沼】第11回市民公開講座が10日、市民情報センターで開かれた。フレイル(虚弱)という言葉を提唱している東京大高齢社会総合研究機構の飯島勝矢(いいじまかつや)教授が「なぜ老いる?ならば上手に老いるには−今から始める『フレイル予防』−」をテーマに講演し、約140人が耳を傾けた。

 市、鹿沼歯科医師会が主催。飯島教授はそれまでの虚弱という言葉をフレイルという表現にあえて統一した理由について、「虚弱は文字がマイナスイメージ、ネガティブに映る。明るい感じで予防に努めてほしいため」などと話した。

 フレイルについて、(1)健康な状態と要介護状態の中間の時期(2)しかるべき適切な介入により機能を戻すことができる可逆性がある時期(3)こころや認知、社会性の虚弱が存在し、多面的な側面がある−と説明。「予防、気付きが早いほど機能を戻せる伸びしろは大きい」と訴えた。