泉漾太郎と野口雨情の交流をひもとく企画展

 【那須塩原】塩原の詩人泉漾太郎(いずみようたろう)(1908~96年)の生誕110年を記念した企画展「野口雨情(のぐちうじょう)と泉漾太郎~心かよわす二人の詩人~」が塩原もの語り館で開かれている。三大童謡詩人の1人で、漾太郎の師だった雨情と和泉屋旅館14代目としても知られる漾太郎との交流を、直筆の短冊など約20点の資料を用いながら分かりやすく紹介。同館は「文学といって肩ひじ張らずに、温泉だけでない塩原の魅力を知ってもらいたい」としている。来年1月までの前後期にわたる企画展で、前期は9月30日まで。

 泉漾太郎は旧塩原村生まれで、詩のほか、県内小中高校70校以上の校歌作詞を手掛けたことなどで知られる。

 2人の出会いは漾太郎の旧制大田原中時代。全国中学生文芸コンクールで1等を獲得し、審査委員長を雨情が務めていたことから漾太郎が雨情に師事し、交流が始まったという。