【小山・佐野】小山市消防本部が本年度、管内で熱中症の疑いで救急搬送した人数は15日現在160人で、前年同期比約3・2倍に急増したことが、16日までの同本部のまとめで分かった。この夏は気温35度以上の猛暑日が19日を数えるなど酷暑が続く影響で、記録が残る2006年以降で最多となった。7月に県内観測史上最高の39・2度を記録した佐野市でも同約3・1倍の80人に上るなど、両市で昨年比3倍超の住民が救急搬送されている。当面は暑い日が続くとみられることから、小山市消防本部は「体感だけでなく気象情報などを確認した上で、こまめに水分を取るなど注意を徹底してほしい」と対策を呼び掛けている。

 同市の症状の内訳は、「死亡」1人、意識がないなど3週間以上の入院が必要な「重症」2人、3週間未満の入院が必要な「中等症」41人、「軽症」116人。昨年同期比では、軽症が84人、中等症は23人増加。重症が1人増え、死亡者13年以来となった。搬送者数が多かったのは10年の117人、次いで15年の108人で、昨年は64人だった。