ボブスレーで五輪挑戦の思いや経験語る 東京下町の社長講演 宇都宮・陽東中

 【宇都宮】陽東中で28日、人生の先輩に生き方を学ぶ講演会が開かれた。国産そりで五輪出場を目指す下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会ゼネラルマネジャーで、東京都大田区のアルミ加工会社社長細貝淳一(ほそがいじゅんいち)さん(51)が「下町技術の結集による世界への挑戦」と題して講演した。全校生徒約830人がボブスレー開発への熱い思いに耳を傾けた。

 細貝さんは経済的理由から定時制高校に進学。友人らから取り残されるような恐怖の中「努力すれば自分にもチャンスがあるのでは」と思い至ったエピソードなどを紹介。「夢は一つではなく、たくさん持つことが大切。それに向かうプロセス、手段が自分の歴史になる」と述べた。

 ボブスレー開発については「ものづくり大田区」を世界に発信する町おこしの一環であると説明。2度の五輪不採用を経験したものの「途中でやめては負けを認めることになる。限界値まで挑戦し続けることが鍵」「真剣にやることで人の輪ができ、その出会いが自分を成長させてくれる」などと語った。