黙とうし、戦没者に思いをはせる参列者=15日正午、宇都宮市陽西町

 終戦の日の15日、県戦没者追悼式が宇都宮市陽西町の護国神社で行われた。強い日差しの中、参列者約300人は戦没者の冥福を祈り、平和の尊さを再確認した。

 県戦没者合同慰霊祭執行委員会が主催。同委員会会長の木村好文(きむらよしふみ)県議は「悲惨な戦争の記憶と尊い犠牲の上に、現在の平和が成り立っていることを、子々孫々まで伝えることが遺族の責務」と述べた。

 会場には県内各市町から72~92歳の遺族240人が参列。東京都で行われた全国戦没者追悼式に合わせ、正午に黙とうをささげた。

 参列した上三川町東汗、渡辺喜保(わたなべよしやす)さん(80)は、陸軍としてニューギニアに出兵し30歳手前で戦死した父重雄(しげお)さんに思いをはせ、「参列するたびに平和への思いが強くなる」と手を合わせた。

 父の戦死は7歳の時であまり記憶にないが、「子どもながらに戻ってこないことは分かっていた」と振り返り「戦争を絶対に許さないよう、国際社会は働き掛けなくてはいけない」と強調した。