15日の全国戦没者追悼式を前に平和への思いを語った右から、高野幸代さん、仁杏さん、木村京子さん=14日午後、厚生労働省

 太平洋戦争で祖父が戦死した足利市助戸3丁目、パート従業員高野幸代(たかのさちよ)さん(44)は15日、東京都内で行われる全国戦没者追悼式に娘、母と3世代で参列し、本県遺族を代表して献花する。県遺族連合会によると、戦没者の孫が本県代表になるのは初めて。「戦争は絶対やってはいけないことだし、そうした思いを未来につなげていきたい」。平和への誓いを胸に、式壇に花を手向けるつもりだ。

 本県代表は主に同会の役員を務める、戦没者の妻やきょうだい、子が担ってきた。平成最後となる追悼式のため同会事務局が「若い世代に託したい」と、役員である父親の活動を手伝う高野さんに依頼した。高野さんは北海道代表に次ぎ2番目に若い都道府県代表にもなる。

 1944年10月、陸軍上等兵だった祖父木村博(きむらひろし)さん(享年30)は激戦地のパプアニューギニアで戦死した。遺骨は戻らなかった。