2008年8月、豪雨で冠水した鹿沼市の市道アンダーパスで車が水没し、運転していた同市千渡、高橋博子(たかはしひろこ)さん=当時(45)=が死亡した事故は16日、発生から丸10年を迎える。アンダーパスは集中豪雨時に冠水の危険性があるが、県内の国・県・市町道など135カ所のうち、9割の121カ所で何らかの事故防止策が講じられていることが14日までに、下野新聞社のアンケートで分かった。アンダーがある全自治体が、鹿沼市の事故を契機に対策を講じたとも回答。近年相次ぐ豪雨災害も影響し、危機意識が浸透したとみられる。

 アンケートは県と県内25市町に実施。管理するアンダーがあるのは15市町で、県管理の国道に11カ所、県道に18カ所、市町道などに106カ所ある。15市町のうち14市町が全アンダーで対策を講じていると回答した。

 アンダーが最も多いのは那須塩原市で、東北自動車道をくぐる道路を中心に33カ所。うち14カ所は未対策だが、同市の担当者は「未対策箇所は道幅が狭く、普段ほとんど通行がない。職員のパトロールで対応している」と説明している。

 この10年で自動通報装置や電光掲示板の設置など、ハード面の対策が進んだ。