【日光】毛針を使った伝統釣法「テンカラ」がひそかな人気を集めている。テンカラで地域を活性化しようと、おじか・きぬ漁業協同組合は昨春、三依地区の男鹿川に専用のキャッチ&リリース(C&R)区間を全国で初めて開設し、釣り客から好評だ。26日、発案した同漁協組合員で市地域おこし協力隊員の田辺宜久(たなべのりひさ)さん(48)に師事し、テンカラの魅力に迫った。
テンカラはリールや餌を使用せず、鳥の羽根や糸などで作った毛針で釣る。道具は長さ3メートルを超えるさおと釣り糸、毛針だけとシンプルだ。
C&R区間は男鹿川入山沢支流の見通沢(みとおりざわ)の約2キロ。木漏れ日が差し込み、すがすがしいこの日、胴長靴「ウェーダー」を身にまとい、川に入った。
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