牛島さんが沖縄戦の教訓を伝えた講演会=12日午後、宇都宮市雀宮町

艦砲弾の破片を手に、沖縄戦の惨状を伝える牛島さん(右)=12日午後、宇都宮市雀宮町

沖縄戦の教訓を伝える牛島さん(左)=12日午後、宇都宮市雀宮町

牛島さんが沖縄戦の教訓を伝えた講演会=12日午後、宇都宮市雀宮町 艦砲弾の破片を手に、沖縄戦の惨状を伝える牛島さん(右)=12日午後、宇都宮市雀宮町 沖縄戦の教訓を伝える牛島さん(左)=12日午後、宇都宮市雀宮町

 沖縄戦を戦った陸軍第32軍を率いた牛島満(うしじまみつる)中将(1887~1945年)の孫牛島貞満(うしじまさだみつ)さん(64)=東京都=が12日、宇都宮市南図書館で講演し「私たちは沖縄戦を通じて、地上戦が起きたらどんな結果になるか、どうやったら人命を救えるのかを学ばなければいけない」などと訴えた。

 同市のNPO法人「菜の花街道」が講演会を企画し、市民ら約60人が参加した。菜の花街道は、沖縄戦当時の沖縄県警察部長で県民疎開に尽力した荒井退造(あらいたいぞう)の顕彰に取り組んでいる。

 本県で初めて講演する牛島さんは艦砲弾の破片を持参し「鉄の暴風」と形容された米軍の攻撃の一端を伝えた。日本兵が行ったとされる住民への残虐行為や、優しく子ども好きだったと伝わる祖父が住民を戦闘に巻き込む戦線の「南部撤退」を決めたことに触れ、沖縄戦の教訓を(1)兵隊は住民を守らない(2)地上戦は孫子の代まで傷を残す(3)戦争は人を変える-とまとめた。