アレルギーのある子も食べられるハートカレー

ハートカレーの給食に笑顔の児童たち

アレルギーのある子も食べられるハートカレー ハートカレーの給食に笑顔の児童たち

 【高根沢】食物アレルギーを持つ子どもたちが増え、学校給食もみんなが同じ物を食べることが難しい時代になっている。そんな中、町内の小中学校8校では、すべての児童生徒が食べられる給食「ハートカレー」の日を設けている。

 町給食センターが調理するハートカレーが給食に出るのは、夏休み前の7月と冬休み前の12月の年2回。2016年から始まった。

 今年7月20日のハートカレーは「夏野菜のカレー」。食材は地元産のジャガイモ、ニンジン、タマネギにズッキーニ。油は菜種油を使う。小麦粉、卵、乳製品など27品目のアレルゲンとなる食品をすべて排除。肉も使わない。宗教や文化も考慮している。牛乳の代わりは緑茶のパックだ。

 ハートカレーは小堀康典(こぼりやすのり)教育長が発案した。町は2009年に「ハートごはん条例」を制定。条文には「家庭では家族一緒に、学校では友だちと一緒に食べる喜びを味わう」とうたっていて、小堀教育長が「同じ釜の飯を食べる喜びを感じられる給食を」と、町給食センターに要請した。

 この給食を実現するために、給食センターは児童生徒のアレルギー情報と突き合わせて食材を決め、不安な点は学校に問い合わせている。給食センターの鈴木幸典(すずきゆきのり)所長は「おいしくなければ意味がないので、辛みを調整するなど味も工夫しています」話す。ニンジンも楽しく食べられるよう一手間掛けてハート形だ。