有権者への印象付けのため、趣向を凝らした各候補のポスター=1日午後、宇都宮市昭和1丁目

有権者への印象付けのため、趣向を凝らした各候補のポスター=1日午後、宇都宮市昭和1丁目

有権者への印象付けのため、趣向を凝らした各候補のポスター=1日午後、宇都宮市昭和1丁目 有権者への印象付けのため、趣向を凝らした各候補のポスター=1日午後、宇都宮市昭和1丁目

 10日投開票の参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補している6人は、選挙ポスターでも火花を散らしている。選挙区が全県となる参院選では隅々まで足を運べないため、県内約5800カ所の掲示板は重要なアピールの場。こだわりのイメージカラーを使ったり、党首の顔写真を並べたり。ポスターを見比べると、各陣営の戦略も垣間見える。

 「平和と暮らし守る」。共産党新人の岡村恵子(おかむらけいこ)氏(68)はキャッチフレーズを添えた。物価高対策や安全保障政策が争点となる中、陣営は「主張してきたことを記せた」と話す。比例票獲得へ党名も大きく配した。

 立憲民主党新人の板倉京(いたくらみやこ)氏(55)は、鮮やかな黄色を背景にデザインした。「候補者の元気さ、爽やかさ」(陣営)からイメージカラーを黄色に統一。知名度アップを目指し、目立つ作りに仕上げた。

 白を基調にしたシンプルなポスターは、自民党現職の上野通子(うえのみちこ)氏(64)。色を多用せず、名前とメッセージだけ赤にした。関係者は「本人の実績と重ね、安定感とバランスの良さを表現した」と説明する。

 政治団体参政党新人の大隈広郷(おおくまひろさと)氏(52)は、党のカラーであるだいだい色を基調に作製。伝統を「代々」受け継ぐという意味が込められている。交流サイト(SNS)を使わない世代への浸透を意識した。

 日本維新の会新人の大久保裕美(おおくぼゆみ)氏(45)の顔写真は6候補の中で最も大きく、目を引く。他陣営から「やられた」と声が上がるほどだ。桜をイメージしたピンク色を背景に「選挙結果も桜咲くよう頑張る」(陣営)。

 「私の当選は無理です」。有権者が驚くような文言を入れたのはNHK党新人の高橋真佐子(たかはしまさこ)氏(57)。自身の写真は小さく、立花孝志(たちばなたかし)党首や投票用紙のサンプル写真を載せ、党への支援を訴えた。

 6人のうち3人が党や自身のホームページにつながるQRコードを掲載している。