炬火燃料の製造に向け行われたバイオガスの充填作業=30日午前、那須塩原市千本松

 10月開催の「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」で使う炬火台用燃料の原料になるバイオガスの充填が30日、那須塩原市の県畜産酪農研究センターで行われた。全5回の最終回に合わせて作業を公開した。県と協力する古河電気工業(東京都千代田区)が、開発した技術を用いて牛のふん尿から得られるバイオガスを環境配慮型の新燃料「グリーンLPガス」に変換する。

 バイオガスは、メタンと二酸化炭素。117リットルのボンベ25本に詰め、製造拠点の外部機関に輸送した。

 炬火燃料全体の約1%をグリーンLPガスでまかなう。「地産地消エネルギー」として両大会のレガシー(遺産)とする考え。

 古河電気工業は両大会のオフィシャルサプライヤー。バイオガスをグリーンLPガスに変換し製造する技術は同社が2020年に開発した。実用化に向けた実証実験の第1弾となる。生産や流通に伴う二酸化炭素の排出量は、化石燃料由来の既存LPガス比で8~9割減る見込み。