「ひかる」に発行される特別住民票(案)

6月下旬、渡良瀬遊水地近くの水田を飛ぶ「ひかる」(小山市提供)

「ひかる」に発行される特別住民票(案) 6月下旬、渡良瀬遊水地近くの水田を飛ぶ「ひかる」(小山市提供)

 【小山】コウノトリ「ひかる」が下生井の渡良瀬遊水地第2調節池に滞在して半年を迎える17日、市が特別住民票を発行する。大久保寿夫(おおくぼとしお)市長が10日の定例記者会見で発表し、「ひかる君が安心して住み続けられる環境づくりを目指していく」と述べた。

 「ひかる」は、コウノトリの飼育に取り組む千葉県野田市で2016年3月に生まれた雄。同年6月4日に放鳥された。

 小山市によると、第2調節池に17年8月8日、初めて飛来した。翌18年2月17日に再び飛来し、市が設置した人工巣塔で巣作りするなどして滞在を始めた。その後、野田市へ3回ほど“一時帰郷”したものの、第2調節池を拠点に活動している。

 周辺の水田では、遠くから見守っていた幼稚園児のグループに近づいて水田の間の道を横切ったり、農作業中の人がいる水田で餌を取ったりする様子も目撃され、地域住民に親しまれている。

 特別住民票はA3判で額に入れ、17日に市役所1階や生井出張所に掲示する予定。市は10年4月、羽川の大沼に飛来したオシドリとマガモにも発行している。