駐車場に入ろうと渋滞が発生した店舗周辺=23日午前9時、壬生町安塚

 23日、壬生町にオープンした栃木県内初のコストコ。注目度の高さもあって、約800台の駐車場は午前8時ごろには満車となり、終日盛況だった。一方、周辺道路は渋滞が続き、路線バスの運行にも影響した。店舗を運営するコストコホールセールジャパン(川崎市)はスタッフを増員するなどして「来店客の回転を早め、混雑の緩和に努めていく」としている。

 「コストコ好きの仲間から『一番を目指して』と言われてチャレンジした」。一番乗りの群馬県伊勢崎市、会社員木村久美子(きむらくみこ)さんは、前日の午前10時から並んだ。

 列はどんどん伸びて、開店時刻を午前8時から同5時40分に大幅に早めた。混雑を想定し、同社は従来のスタッフ約360人に加えて、全国から約200人の応援を集めて対応。大きな混乱はなかったという。

 出店に協力した同町の小菅一弥(こすげかずや)町長は「本町の『壬力(みりょく)』をますます高め、全国に栃木県の魅力を広める起爆剤になると確信している」とコメントした。

 一方、店舗沿いの県道は、慢性的に渋滞が発生。関東自動車によると、下野市方面からの路線バスは、最大約4時間の遅れが生じた。栃木署には渋滞の問い合わせや苦情が午前中だけで10件ほどあり、下野署にも苦情が寄せられたという。

 宇都宮市、介護福祉士の40代女性は「入店まで2時間ほどかかった。予想はしていたが、ここまで混むとは」と疲れた様子だった。

 店舗周辺の六美町北部自治会は、来店客の車が生活道路に入ってくることを懸念し、回覧板などで交通安全への注意を呼びかけている。永野春男(ながのはるお)会長(73)は「特にトラブルはないが、今後も対策していきたい」と話した。