候補者の訴えに耳を傾ける有権者たち=22日午後、宇都宮市内(画像は一部加工しています)

 参院選が公示された22日、栃木県内でも本格論戦の火ぶたが切られた。「食料品が高い」「自国を守れる国に」。有権者からはロシアのウクライナ侵攻などに伴う物価高対策や安全保障政策について切実な声が上がった。子育て政策への関心も高い。有権者は誰に、どの政党に未来を託すのか。模索する選挙戦が始まった。

 現職候補の街頭演説が響く大田原市中心部のスーパー。買い物に訪れた那珂川町、無職楠俊夫(くすのきとしお)さん(68)は、脳梗塞の後遺症がある妻を介護して11年になる。家事や買い物をこなす中、物価高騰に気をもむ。「同じ商品が翌週には値上がりしている。年金暮らしには参るよ」とつぶやく。