子どもの体調が回復しない、熱が続いたり頻回に繰り返したりすると、保護者は大変心配されます。そういった場合、どのような病気が潜んでいるのか、重症度はどうかを調べるために血液検査を行います。血液中の白血球、赤血球、血小板を調べる検査を血算と言います。血算ではどのようなことが分かるのでしょうか。

 

 赤血球の検査では、赤血球の数、大きさ、赤血球中のヘモグロビン(Hb)の量、血液中に赤血球が占める割合(ヘマトクリット、Ht)を見ています。赤血球の検査で一番知りたいのは貧血の有無です。くらくらする立ちくらみを貧血と考える方がいますが違います。貧血とは赤血球の数やヘモグロビンの量が減少する病態を指します。代表的なものには、鉄分不足によりヘモグロビンが低下する鉄欠乏性貧血があります。