うちの子いつも口を開けてる…

菊地誠院長

うちの子いつも口を開けてる… 菊地誠院長

 日常的に口をぽかんと半開きにしている子どもの姿が気になり、「お口を閉じて」と注意したことはないだろうか。口を開けている状態が続くと、口のトラブルを招く可能性がある。「鼻呼吸機能と反対咬合(こうごう)-機能は形態を変える-」の著書がある宇都宮市仲町、きくち矯正歯科の菊地誠(きくちまこと)院長(79)に「お口ぽかん」について聞いた。

 菊地院長は、「お口ぽかん」を引き起こす原因の一つに「鼻づまり」を指摘。「通気量を確保しようとして口呼吸になる」と説明する。

 発育中の子どもの口呼吸は、下あごが突き出るなどのかみ合わせや歯並びの異常、顔のゆがみなどの症状を起こす可能性がある。また、口の中が乾いた状態にあるため、虫歯になりやすくなるという。

 口がぽかんと開いている状態を放置すると「習慣になり、必要以上に口を開けたり、下唇を突き出したりするような癖が生じる」とし、早期発見・早期改善の重要性を説く。

 子どもが口を閉じるようにするために、家庭でできることはあるだろうか。

 菊地院長は「食事のときに前歯でかまず、口を閉じて臼歯でかむように指導してください」と助言。臼歯でかむことで、口を閉じることに慣れ、訓練になるという。

 口が日常的に開いている状態は「口唇閉鎖不全」という病気であることも。「歯科医、耳鼻咽喉科医両方の受診が必要」と強調し、「気になったら早期受診を」とアドバイスしている。