2019年の「ふるさと宮まつり」の様子

 栃木県都の夏を彩る宇都宮市内最大の祭り「ふるさと宮まつり」の開催委員会が8月6、7の両日、3年ぶりに祭りを開く方向で検討していることが8日までに分かった。密を避けるために観客エリアを新設するほか、みこし渡御などの運行方法も見直して新型コロナウイルス感染防止対策を徹底する。9日に開く開催委総会で正式決定する見通し。

 2020年と21年は市民の安全安心を最優先として開催が見送られたが、「宮まつりの灯を次代につなげる必要がある」(開催委関係者)との声も上がっていた。

 新型コロナの感染状況が落ち着いていることを受け、開催委は開催に向けて最終調整を進めている。

 メイン会場である大通りの密を回避するため、外側車線に観客エリアを初めて設ける。みこし渡御は軽量の小型みこしを使用し、各団体がリレー方式で担ぐ運行を予定している。おはやしは定置演奏のみとする方向だ。

 来場者に対しては、観客席を含む路上での飲酒や食べ歩きの自粛を呼びかける。また、祭りの打ち上げなどについても自粛要請を行う。

 宮まつりは1976年、宇都宮青年会議所(JC)の創立10周年記念事業として始まった。当初は1回限りの予定だったが、継続を望む声に応えて毎年開催されてきた。現在はJCのほか、宇都宮商工会議所、宇都宮観光コンベンション協会などで組織する開催委が企画運営している。