栃木労働局は31日、4月の県内有効求人倍率(季節調整値)が前月から0・02ポイント増の1・19倍となったと発表した。上昇は4カ月連続。有効求人数が2・6%増加した一方、有効求職者数は0・8%増にとどまったことが要因となる。

 季節的要因を除いた原数値では、雇用の先行指標となる新規求人数が前年同月比9・6%増の1万3340人だった。

 同労働局の藤浪竜哉(ふじなみたつや)局長は「新型コロナウイルス感染者数が落ち着きつつあり、経済活動の活発化に伴って求人が出ている」と分析。ウクライナ情勢や原材料価格の高騰による影響は「現段階では見られない」と説明した。

 業種別では、製造業が21・5%増加し、1年2カ月連続で前年を上回った。お中元商戦に向けた期間工の求人や、売れ行きが好調なレトルト食品を扱う会社などから求人が増えた。宿泊業は2・2倍で、大型連休前の開業を目指す複数のホテルから求人があった。

 一方、飲食業は28・9%減となった。全国展開の飲食店からまとまった求人があった前年からの反動減が響いた。

 新規求職者数は2・1%減の8382人だった。コロナ禍の影響で、求職活動に慎重な姿勢が続いているとみられる。