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登拝門の手前に建てられた田名網忠吉さんの顕彰碑

 栃木県日光市中宮祠の日光二荒山神社中宮祠は28日、男体山(2486メートル)に1223回登頂し、昨年11月に96歳で亡くなった田名網忠吉(たなあみちゅうきち)さん(佐野市)の功績をたたえる顕彰碑を建立し、除幕式を行った。

 歴代1位の登頂回数を誇る田名網さんは「男体仙人」とも呼ばれる。

 碑は、今年が勝道上人(しょうどうしょうにん)が男体山登頂を果たし、二荒山大神(ふたらやまのおおかみ)を祭ってから1240年の節目となることを記念して建てられた。男体山をイメージした形の石と御影石が組み合わされており、高さ約1・5メートル。男体山登山道の入り口である登拝門の手前に位置する。

 同神社の斎藤芳史(さいとうよしふみ)権宮司(69)は「田名網さんは自分に厳しいが、他人には優しく、皆に同じように接する人だった。上部の丸い部分は、そんな田名網さんの丸い心を表現した」と説明する。

 この日は田名網さんの家族や関係者らが参列し、除幕の神事が執り行われた。田名網さんの長男で佐野市葛生西2丁目、会社員田名網久芳(たなあみひさよし)さん(63)は「とてもありがたく、父も喜んでいると思う。登頂回数を目標にしている人もいるので、登山者の励みになれば」と話した。