栃木県庁

 県が新型コロナウイルス感染対策として県民に協力要請している会食時の人数制限について、近く解除する方針を固めたことが26日、分かった。現在は「同一テーブルで4人以下」としている。人数制限解除は4カ月ぶりとなる。27日の対策本部会議で決定し、終了後の記者会見で福田富一(ふくだとみかず)知事が説明する見通し。

 オミクロン株の流行に伴う第6波を受け、県は1月19日、県民に会食を「4人以内」「2時間以内」とするように要請。3月22日にまん延防止等重点措置が解除され、飲食店への営業時間短縮要請が終了した後も、感染再拡大を防ぐために要請を維持していた。

 県関係者によると、感染状況に落ち着きがみられることから、社会経済活動との両立も踏まえて、要請を解除する方針を固めた。対象となる飲食店は感染対策の徹底を県が認める「とちまる安心認証」取得の有無にかかわらず、全店舗となる見込み。

 一方、飲食に伴う感染のリスクを下げるため、基本的な対策や、政府が公表した基準に照らしたマスク着用の徹底などを求める。

 また、県内の26日現在の入院者は70人で、臨時医療施設を含めた確保病床(618床)に対する使用率は11%。利用していない病床も増えていることなどから、病床数を一時的に削減することも検討している。県は4月から、第6波を受け5カ所(100床)に増やした臨時医療施設のうち2カ所(29床)を休止している。

 会食を伴う要請については全国でも解除する自治体が増えており、群馬県は26日に解除を決めた。一方、東京都や大阪府は認証を受けた店舗に限って要請を解除し、非認証店に対しては利用人数と滞在時間の制限を継続している。