堤防や河川の状況を見て回る消防団員や県の担当者たち=26日午前、鹿沼市口粟野

 出水期を前に水害や土砂災害の未然防止を図ろうと、県と市町、防災関係者は5~6月にかけて、堤防や道路アンダーパス、土砂災害警戒区域などの点検を重点的に行っている。5月の水防月間と6月の土砂災害防止月間に合わせた例年の取り組みで、関係者同士が「顔の見える関係」をつくり、防災態勢を強化する。26日は鹿沼市内で点検が行われた。

 「ここは巡視が必要な重要水防箇所です」「増水時は危険が予想されます」。同日午前、同市口粟野の思川沿いの堤防で、県担当者が地元の消防団員やボランティアに1カ所ずつ説明した。付近は2019年の台風19号で越水や堤防の決壊で甚大な被害を受けた。改良復旧工事が進むが、台風や大雨時には警戒が必要だ。