BMWの正規販売代理店などを展開する栃木県宇都宮市内の会社は26日までに、県内の2店舗で一部の車検でスピードメーターの精度の検査を実施しない不適切な車検を行っていたと発表した。対象車両は382台で、これまでにトラブルの報告はないという。

 同社を傘下に持つ東京都内の会社によると、同社は2020年4月~22年2月に小山店と鹿沼市の総合サービスセンターの2店舗で、四輪駆動車のスピードメーターの表示と実際の速度の誤差を調べる検査を実施していなかった。「必要な検査だと認識していなかった」と説明している。不適切車検が始まった時期はおおよその推定という。

 系列会社で2月下旬、同様の不適切車検が見つかり社内調査で発覚した。車検業務を停止し、3月上旬に栃木運輸支局に報告した。

 同社は不適切な車検を行った車両について順次、不備があったスピードメーターの検査を無料で実施しており、7割程度まで終えたという。対象外の顧客の再検査も受け付けている。

 東京都内の会社の担当者は「国の指定を受けた整備事業者でありながら不適切な車検を行ってしまい、重く受け止めている。再発防止に努めたい」と話している。