ニラ農家とユーチューバーの“二刀流”で奮闘する八木澤さん

 栃木県塩谷町田所、農業八木澤康之(やぎさわやすゆき)さん(40)が、ニラ農家とユーチューバーの“二刀流”で奮闘している。本業の農業では、生産するニラが「しおやブランド」に認定された一方、JAグループが全国の6人を選任した「農チューバー」として、農業の魅力などを発信している。八木澤さんは「自分のニラが多くの人に食べてもらえるようになったらうれしい。栃木のニラをイチゴのように全国に知らしめたい」と話している。

 八木澤さんは以前は会社員だったが、結婚を契機に妻友恵(ともえ)さん(38)の実家を継ぐ形で、2020年に就農した。「会社員時代から友人のイチゴ農家を手伝っており、農業に興味があった」。

 現在、「ミラクルグリーンベルト」「タフボーイ」などの品種のニラを11棟のハウス計20アールで、米を7ヘクタールで生産している。

 ニラは水と肥料にこだわって生産。名水で知られる町内の清らかな湧き水、牛ふんなどの肥料を使用し、「やわらかく甘みがあるニラ」を目指している。

 農チューバーには昨年秋に就任した。JAグループと日本テレビが連携して開設した動画投稿サイト「ユーチューブ」の「アグリンch」で、月に1回ほど動画を配信している。

 動画では、ニラの生産現場や料理を紹介するだけでなく、町内のイベントにも足を運ぶなどして町のPRに一役買っている。

 八木澤さんは「農業や町の魅力を全国にアピールすることで、新規就農者や町に住みたいと思う人を少しでも増やしていきたい」と意気込んでいる。