【那須烏山】市は25日の定例記者会見で、10月に控える「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」に向け、6月10~24日に市内の小中学校、高校など全9校で順次、五輪の聖火に当たる「炬火(きょか)」をともすイベントを開くと発表した。
炬火は両大会の会期中、選手を見守るシンボルとなる存在。市内では、「まいぎり(舞錐)」を使って炬火をおこす採火式を、6月10日の烏山高を皮切りに、小中学校計7校や県南那須特別支援学校でそれぞれ実施する。
まいぎりは古代から火おこしに使われてきた道具。江川小、烏山小、烏山中の3校では、通常の大きさのほか、高さ140センチ大の巨大まいぎりを使い、子どもたちが火おこしに挑戦する。
各校でともした火は7月16日、市内で開く集火式の場で一つに集約し、9月に県へ提出する。集火式では児童生徒から募集している炬火の名称も発表する。集火式には各校の代表の児童生徒や校長らが出席する。
川俣純子(かわまたじゅんこ)市長は会見で「市内では両大会のアーチェリー競技が予定されており、競技の見方、楽しみ方を伝えられるようしっかり準備したい」と話した。
市内の炬火イベントの日程は次の通り。
6月10日 烏山高▽14日 江川小▽15日 烏山中▽16日 七合小、烏山小▽17日 境小▽21日 荒川小▽24日 南那須中、県南那須特別支援学校