戦闘で廃墟となったイラク北部の都市モスルの建物(真嶋さん提供)

現地で活動する真嶋さん(右)。看板は戦争の時に残された爆発物への注意を呼び掛けている=イラク・ニナワ州(真嶋さん提供)

イラクでの地雷撤去活動について話す真嶋さん=12日午前、宇都宮市昭和1丁目

真嶋忍さん

戦闘で廃墟となったイラク北部の都市モスルの建物(真嶋さん提供) 現地で活動する真嶋さん(右)。看板は戦争の時に残された爆発物への注意を呼び掛けている=イラク・ニナワ州(真嶋さん提供) イラクでの地雷撤去活動について話す真嶋さん=12日午前、宇都宮市昭和1丁目 真嶋忍さん

 宇都宮市本町在住の国連地雷対策サービス部(UNMAS)職員真嶋忍(ましましのぶ)さん(48)が、イラクで地雷の撤去活動に尽力している。現地のプログラム部門リーダーとして、イラン・イラク戦争時や過激派組織「イスラム国」(IS)によって仕掛けられた無数の地雷や即席爆破装置(IED)を処理する計画作りなどを指揮する。「戦闘が終わっても地雷がある限り真の復興・平和はない」と訴える。

 神奈川県出身の真嶋さんは、日本の非政府組織(NGO)などを経て、2013年に国連職員となった。ウクライナや南スーダン勤務を経て、現在はUNMASイラク事務所で、撤去の戦略作りや欧州諸国との資金調達交渉の陣頭に立つ。妻が鹿沼市出身との縁もあり、宇都宮市に居を構えイラクと本県を行き来する。

 イラクでは1980年代のイラン・イラク戦争、その後の湾岸戦争、IS支配により、正確な数さえ分からないほどの地雷が道路や橋、病院、学校、水道管といったインフラ、住居、農地などに設置された。