展示されている江戸時代後期の「福原村絵図」(手前)

 【大田原】南金丸の市那須与一伝承館で、特集展「福原-那須氏ゆかりの里」が開催されている。一つの地区にスポットを当てた展示は同館初の試み。歴史ある福原地区の社寺や城跡、文化財などを貴重な史料やパネルで紹介している。6月19日まで。

 同地区は戦国時代に上那須氏の本拠があり、江戸時代には那須氏の陣屋が置かれた。普段は取り上げられる機会が少ない地域の、奥深い歴史や魅力を広く知ってもらおうと企画した。

 展示は初公開9点を含む46点。江戸時代の「福原村絵図」や金剛寿院の「空海の遺言状」のほか、明治時代の「福原渡船賃銭表写」、1960年に撮影された福原地区の俯瞰(ふかん)写真もあり、それらに関する逸話なども添えた。

 重藤智彬(しげとうともあき)学芸員(30)は「地域の歴史や伝統を受け継ぎ、未来へつなぐ一助となれば」と話している。

 月曜休館。入館料は300円(中学生以下無料)。関連企画として22日に記念講演会、29日に講座をともに事前予約制で開く。

 (問)同館0287・20・0220。