自慢の貝だしラーメンを提供する店長の後上さん

特製「貝出汁中華そば」。低温調理の豚・鶏のチャーシューがとにかくやわらかい

自慢の貝だしラーメンを提供する店長の後上さん 特製「貝出汁中華そば」。低温調理の豚・鶏のチャーシューがとにかくやわらかい

 【芳賀】町民会館近くの祖母井(うばがい)で若き店長がラーメン店「貝出汁(だし)中華そば 芳(かぐわ)」を切り盛りしている。4月下旬のオープンから間もないが、土日は開店前から10~20人ほどが行列をなす。店長の後上蓮(ごがみれん)さん(20)は「地元の野菜やコメを用いた良い素材でラーメンを提供したい」と、地産地消を推進していく考えだ。

 貝の風味が鼻に抜けていく。店舗名にも冠する「貝出汁中華そば」。しょうゆ・塩味があり、いずれも800円。200円追加すれば、特製にグレードアップできる。豚チャーシュー、味玉、メンマ、手作り貝ワンタンが加わる。

 8~12時間かけて低温調理するチャーシューは予想を上回るやわらかさ。甘みを感じるスープとマッチする。魅了された客が、週2、3回通うという。

 「スープの調理法は企業秘密だが、アサリなどを使用している」と後上さん。しょうゆ味は全粒粉麺、塩味は平打ち麺で提供する。

 後上さんは足利市出身。高校時代から宇都宮市内のラーメン店で修業し、バイトながらも、社員と同じような仕事内容をこなしていた。料理専門学校で勉強したほか、仏料理店での調理経験も持つ。

 「県内ではあまりない貝だしのラーメンは印象深く残ると思うので、ぜひ食べていただきたい」と話す。

 店名の「芳」は芳賀にちなむ。「宇都宮からアクセスしやすく、コメや野菜がたくさんあるのに、飲食店が少ないから出店した」。町内産のネギ、ホウレンソウ、コメを使う。

 やりがいは客からの反応。「おいしいと声を掛けられたり、スープまで飲み干して完食してもらったりすると、作って良かったと実感する」

 水曜定休。午前11時~午後9時(午後3~5時は休憩時間)。