大きく成長したタケノコをメンマ用にカットする受講者

 【佐野】県特用林産協会たけ振興部会は11日、放置竹林対策の一環として長谷場町の竹林でメンマ用の乾タケノコ作り講習会を開いた。

 事務局によると、タケノコは地表から出てくる4月ごろが旬とされ、成長するごとに食用に適さなくなるという。同部会は大きく伸びたタケノコの有効活用を図ろうと、2020年から宇都宮市で竹林所有者などを対象に講習会を開催。今年は佐野市と市貝町でも開き、計約80人の受講を予定している。

 佐野の会場では5人が受講。竹林から1・5メートルほどに伸びたタケノコを切り出し、固さに応じて5〜20センチにカットしていった。整形したタケノコはゆでた後、乾燥させたり塩漬けしたりしてメンマの材料にする。県林業木材産業課の担当者は「戻した乾タケノコはサラダや煮物、きんぴらなどにも使える」と、メンマ以外の用途も紹介した。

 夫婦で参加したという那珂川町浄法寺の五江渕雅子(ごえぶちまさこ)さん(62)は「伸びたタケノコが使えるというのはすごく新鮮に感じた。放置竹林がいくらかでも減れば」と話していた。