耳うどんセット

開店準備を進める落合さん夫妻

耳うどんセット 開店準備を進める落合さん夫妻

 元市職員の落合眞(おちあいまこと)さん(64)、由美子(ゆみこ)さん(63)夫妻が定年退職を機に、自宅を改装し土、日曜限定のカフェとして2020年3月にオープンした。

 ちょっと難解な店名「母ん母親父(ぼんぼやーじ)」は、かつて由美子さんがフランスを訪れた際よく耳にした「ボン・ボヤージュ(いい旅を)」と、「田舎の母ちゃんと父ちゃんがもてなす」という意味を掛け合わせたという。由美子さんは「緑濃い山並みを眺めながら、ほっと一息ついてもらいたい」と笑う。

 看板メニューは、旧田沼、葛生両町山間部の郷土料理「耳うどん」に炊き込みご飯や小鉢、スイーツを添えたセット(千円)。本来は正月に食べられていたという耳うどんは、小麦粉をこね耳の形にした麺料理の1種。「諸説あるが、耳を食べてしまうことにより悪い話を聞かない、ということ。災いを防ぐという意味もあるようだ」と由美子さんは説明する。

 地域の長老から学んだという同店のメニューは、かつお節と昆布、シイタケのだしをベースにしたしょうゆ味で、根菜や油揚げなど7種の具が入る。

 夏季にはごまだれ味の「冷やし耳うどん」も楽しめる。

 ▼メモ 佐野市長谷場町800の2。午前11時~午後4時。月~金曜定休。(問)080・3359・5937。