海道クラブ(宇都宮市)-宇都宮ウエストキッズ(宇都宮)決勝 サヨナラタイムリーを放ち、チームメートに祝福される宇都宮ウエストキッズ・角田(中央)=石川スポーツグラウンドくろいそ

海道クラブ(宇都宮)-宇都宮ウエストキッズ(宇都宮)決勝 4回無死二、三塁、宇都宮ウエストキッズ・高橋煌が中前2点タイムリーを放つ

優勝した宇都宮市ウエストキッズ

準優勝の海道クラブ

海道クラブ(宇都宮市)-宇都宮ウエストキッズ(宇都宮)決勝 サヨナラタイムリーを放ち、チームメートに祝福される宇都宮ウエストキッズ・角田(中央)=石川スポーツグラウンドくろいそ 海道クラブ(宇都宮)-宇都宮ウエストキッズ(宇都宮)決勝 4回無死二、三塁、宇都宮ウエストキッズ・高橋煌が中前2点タイムリーを放つ 優勝した宇都宮市ウエストキッズ 準優勝の海道クラブ

 学童野球の第15回ガスワンカップ県大会は3~5日、準々決勝から決勝までを行い、決勝で宇都宮ウエストキッズ(宇都宮)が最終回に3点差をひっくり返し、6-5の逆転サヨナラで海道クラブ(同)を下して頂点に立った。

 宇都宮ウエストキッズは、二回までに3失点。四回に高橋煌(たかはしこう)主将(国本中央)の中前2点適時打で1点差としたが五回に再び3点差とされた。迎えた最終の六回、先頭の五味渕佑(ごみぶちゆう)(宇都宮細谷)から、四球を挟み3連打で1点差。さらに単打でつなぎ無死満塁とすると、角田駿斗(つのだはやと)が左翼線を破って2者が生還し、劇的な優勝を決めた。

 海道クラブは初回、四球や相手のミスなどで先制すると、二回には常盤(ときわ)珠怜人(みらと)(田原西)の右越え本塁打などで2点を追加。五回にも3連打で2点を奪ったが、逃げ切れなかった。

 宇都宮ウエストキッズと海道クラブは、9月10、11日に埼玉県で開催されるガスワンカップ選手権大会に本県代表として出場する。

「諦めない」5連打で一気

 劇的な幕切れだった。宇都宮同士の対決となった頂上決戦は、ルール改正で最終回となった六回を迎え3点差。優勝の行方はほぼ決まったかと思われた中、宇都宮ウエストキッズは誰一人として諦めていなかった。四球を挟み5連打で4得点。グレー地に縦じまの選手たちが、驚異の粘りでサヨナラ劇を演じた。

 初回にミスを突かれて先制を許した。二回には本塁打も浴びた。四回に四番・高橋煌(たかはしこう)主将(国本中央)の2点適時打で1点差としたが、すぐに2失点。流れは完全に相手にあった。

 序盤から我慢のプレーを続けてきた選手たち。最後にその力を爆発させた。

 六回、相手の攻撃を2三振を含む三者凡退に切って流れを呼び込むと、ラストシーンの舞台は整った。「ホームランでは1点しか取れない。ランナーをためるため、何が何でも出塁する」。この回先頭の五味渕佑(ごみぶちゆう)(宇都宮細谷)が中前にはじき返すと、紺遙己(こんはるき)(晃宝)も単打で続く。高橋主将が申告敬遠された後、満塁から勝俣陽翔(かつまたはると)(同)の左前2点適時打で1点差。石川維人(いしかわゆいと)(宇都宮細谷)が二遊間を破り、再び無死満塁とした。

 「絶対に打つ」。角田駿斗(つのだはやと)(晃宝)は2ボール1ストライクから、「得意」な内角低めをフルスイング。左翼線を破り、ドラマを締めくくった。

 ヒーローに次々に抱きつき、歓喜の輪をつくった選手たち。「粘り勝ち」「全員が諦めていなかった」と、満面の笑みで誇らしげに胸を張った。