開所した小林酒造の日本酒製造の新工場棟「飛翔蔵」=2日、栃木市

 日本酒「鳳凰美田」の小林酒造(小山市卒島(そしま)、小林甚一郎(こばやしじんいちろう)社長)は9日までに、栃木市惣社町の惣社東産業団地で吟醸酒製造に特化した新工場棟「飛翔(ひしょう)蔵」の開所式を行った。今後の輸出などを見据えて、高品質な吟醸酒の増産に対応できるよう体制を強化し、人材育成や地元農業者と連携した新商品開発などにも力を入れていく。

 同社は同産業団地に構える鳳凰美田の第二工場「惣社蔵」で2012年から、日本酒をベースにユズ、桃、梅などの果実を漬けたリキュールや日本酒を蒸留したスピリッツを製造している。建屋が3棟あり製造拠点となっていることや、卒島の「本社蔵」が手狭になっていることから、惣社蔵の隣地約6600平方メートルを取得し、新棟を整備した。

 日本酒の需要が低下し製造免許の新規取得が難しい中、飛翔蔵は同免許を新たに取得。同社の成長性が評価されたとみられる。

 飛翔蔵は一部2階建てで、延べ床面積は1745平方メートル。