ロシア軍侵攻から2カ月。その間、ウクライナの事を思わなかった日はない。電子版でも何かせねばという衝動に駆られ、戦地の地図が掲載されればグーグルマップを関連リンクに添付している。本来は飲食店の紹介記事などで生かす機能だが、こんな使い方があってもいい。

 キーウ(キエフ)を訪ねると、侵攻前の美しい街並みが確認できた。中心には「黄金の門」。真っ先に作曲家ムソルグスキー(ロシア)の「展覧会の絵」の終曲「キエフの大門」が頭に浮かぶ。この曲にはラヴェル版をはじめ多数の編曲版があるが、昨今の世情を鑑み、西側のプログレバンド「エマーソン・レイク&パーマー(ELP)」のライブ版を聞きながら戦地に心を寄せたい。

 ELPは、クラシックの純音楽に歌詞を付けるという破天荒なパフォーマンスを展開しているのだが、これはこれで心に刺さる。解釈はさまざまあるので詳述は避けるが、今回の戦争を予見していたかのような魂の叫びだ。誇り高く戦い続けるウクライナに届くことを願う。