高校生にチラシを配る組合員たち=9日早朝、JR鹿沼駅前

 朝の通勤時間帯のJR日光線鹿沼駅で一部電車の混雑が発生していることに関し、JR東日本大宮支社の従業員らで作る労働組合は9日朝、駅前で混雑に対する意見を求めるチラシを利用客に配った。車両数と本数がいずれも減少した3月のJRのダイヤ改正を「お客さま軽視のダイヤ改悪だ」などと訴え、会社側に早期対応を求める。

 雨の中、JR東日本輸送サービス労働組合大宮地方本部の組合員6人が、午前6時半ごろから高校生や会社員らにチラシを手渡し、組合ホームぺージなどに意見を寄せるようお願いした。

 自身も通勤で日光線を利用している組合員の山本貴弘(やまもとたかひろ)さん(34)は「コロナ禍に今までにない混雑を生んでしまった。社員としても申し訳なく、ダイヤの見直しを求めていきたい」と話した。

 組合は4月22日、混雑の早期解消を求める緊急の申し入れ書をJR東日本大宮支社に提出した。5月12日に会社側の認識などを問う団体交渉を行うという。

 日光線はダイヤ改正で、車両編成が4両から3両に減り、鹿沼駅では午前7時台の宇都宮行き電車の本数が3本から2本となった。

 改正後、午前7時15分発の宇都宮行き電車が満員状態となるほど、混雑が目立つようになった。組合側は「安全性や輸送品質の低下だ」などと問題視している。