振り付けを確認する出演者たち=県総合文化センター

 10月の「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」に向け、栃木県は県民参加のミュージカルを7~8月、県内3カ所で開催する。文化芸術活動を通じて両大会の開催機運を高める「文化プログラム」の一環。一般公募の小中学生を含む約200人が本番に向け、練習に励んでいる。

 文化プログラムは、両大会が「県民総参加」のイベントになるとともに、魅力ある本県文化を広く知ってもらうことなどを目指す。県内各市町で祭りや芸術祭など計280事業が予定されている。

 県主催のミュージカルは「みんなで育む“とちぎのたから”ミュージカル『しもつけ王国物語』」。男体山と赤城山(群馬県)の神が中禅寺湖を巡って領土争いをし、大蛇と大ムカデに姿を変えて戦った伝説に着想を得た歴史冒険ファンタジーだ。

 共催するとちぎミュージカル協会の稲見(いなみ)けい子(こ)会長が構成、宇都宮市出身の俳優山脇唯(やまわきゆい)さんが脚本・演出を手掛けた。同協会所属団体や、一般公募の小中学生らが出演する。

 日光和楽踊りや鬼怒の船頭唄、八木節といった郷土芸能をアレンジしたダンスナンバーがちりばめられている。「ラストの八木節は圧巻」と稲見会長は自信を見せる。合同練習は月1回。コロナ禍で制約もあるが「表現したいという熱意が途切れることはない」(山脇さん)といい、オンラインなどでも練習を重ねている。

 初演は7月31日に真岡市の市民いちごホール大ホール。8月7日は那須塩原市黒磯文化会館大ホール、同11日の県総合文化センターメインホールが最終公演となる。いずれも午後2時半開演で入場無料。整理券は7月15日まで同協会ホームページで受け付けている。(問)同協会028・645・6449。