講演する辻井いつ子さん

 【上三川】世界的なピアニストとして知られる辻井伸行(つじいのぶゆき)さん(33)の母親いつ子(こ)さん(62)による教育講演会「子どもの才能の見つけ方、伸ばし方」が7日、町中央公民館で開かれ、町民ら約100人が耳を傾けた。

 いつ子さんは、視覚障害のある伸行さんが小さい頃から音楽に興味を持ち、ピアノを楽しみながら上達していった姿を母親の視点で語った。「音楽が息子と私の言葉になった。ピアノが息子を光のある場所に連れて行ってくれた」などとエピソードを交え、才能を引き出した子育て法を披露した。

 伸行さんは大勢の人たちに支えられ、国際ピアノコンクールで優勝も果たした。「人間の可能性は無限で、その素晴らしさをわが子から教わった」と振り返り、「親ができることは、ただ一生懸命応援してやること」と締めくくった。