原爆ドームを見学する鹿沼市から派遣された中学生=5日午後、広島市中区

 広島の「原爆の日」を翌日に控えた5日、平和記念式典に参列する本県の中学生が続々と広島入りした。今年、派遣を実施する本県自治体は昨年同様、宇都宮や鹿沼、日光、栃木など11市町。約180人の中学生が6日の式典に臨み、原爆死没者に祈りをささげる。派遣された中学生はこの日、原爆ドームや平和記念資料館などを見学し、平和への思いを新たにしていた。

 鹿沼市から派遣された中学生20人は午後3時ごろ、広島市中区の平和記念公園に到着した。原爆ドームを見学後、グループごとに同公園内を散策。その後、同資料館を訪れ、原爆被害の悲惨さなどを学んだ。

 初めて広島を訪れたという北犬飼中3年南茉朋花(みなみまどか)さん(14)は「広島の人は平和に対する思いが強いと感じた。資料館の展示物からは痛々しさが伝わってきた」と話した。

 北押原中3年渡辺大地(わたなべだいち)さん(15)は「原爆の被害が想像以上に大きいことが分かった」と実感。式典に向け「被爆者に心を込め、戦争や原爆の恐ろしさを後世に伝えられるように臨みたい」と気を引き締めた。