9条改正に賛成・反対の理由

 日本国憲法は3日で施行から75年を迎える。下野新聞社は宇都宮大の学生を対象に憲法に関するアンケートを実施。戦争放棄や戦力の不保持を記した9条の改正には50%が反対し、賛成(32%)を上回った。ロシア軍のウクライナ侵攻や中国、北朝鮮の軍備増強など日本の安全保障環境が厳しさを増す中、9条の改正に対しては慎重な姿勢が浮かんだ。一方、憲法改正は48%が賛成。性の多様性の尊重など新たな課題への対応を理由に挙げる学生が目立った。

 アンケートは4月27~29日、国際関係論が専門の宇都宮大国際学部清水奈名子(しみずななこ)准教授を通じて実施。国際学部や地域デザイン科学部などの学生88人から回答を得た。

 9条改正に反対する理由を二つまで選んでもらったところ、「戦争放棄を掲げ平和が保たれている」と「自衛隊活動の幅に歯止めがきかなくなる」が41%で並んだ。「解釈の変更で対応できる」「国際関係を損ねる可能性がある」が各8.5%だった。