制球力が光る栃木工の横手投げエース赤羽根

打率5割と好調な作新の主砲・斎藤

5打点と勝負強い佐野日大の細田

青藍泰斗のリードオフマン石川蒼

制球力が光る栃木工の横手投げエース赤羽根 打率5割と好調な作新の主砲・斎藤 5打点と勝負強い佐野日大の細田 青藍泰斗のリードオフマン石川蒼

 第75回春季県高校野球大会兼第74回春季関東地区大会県予選第9日は3日、清原球場で準決勝2試合が行われる。本県で開かれる関東大会(21~29日)の出場3枠を懸けたヤマ場となる。午前9時からの第1試合では、4強唯一の公立校・栃木工が前回準優勝の作新学院と対戦。午前11時半からの第2試合では、春季大会3連覇を狙う佐野日大と4年ぶりの関東を目指す青藍泰斗が激突する。これまでの戦績から準決勝を展望した。

栃工・鍵握るエースの投球、作新・主戦軸に守り隙なし

 栃木工は作新学院を破って準優勝を果たした2019年の再現を狙う。

 右横手の赤羽根陽向(あかばねひなた)の投球が鍵を握る。全4試合に先発し、防御率は1.31。準々決勝では変化球を制球良く低めに集め、文星芸大付を完封した。

 チーム打率2割6分4厘の打線は迫力に欠けるが、13犠打と手堅さが際立つ。4割3分8厘、長打5本と振れている佐藤憧英(さとうしょうえい)に良い形でつなぎ、赤羽根を援護したい。

 作新学院は攻守にバランスが良い。特に守りは、ここまでわずか1失点と隙がない。けん引するのは左腕横尾潤(よこおじゅん)。130キロ前後の直球と切れ味鋭いスライダーを武器に、14回無失点、18奪三振と圧倒的な数字を残している。

 打線は二塁打6本と長打が少ない分、単打でつなぐ。打率5割の4番斎藤稜介(さいとうりょうすけ)ら中軸が好調。斎藤の後を打つ打率7割、5打点の山崎広大(やまざきこうだい)と菊地脩斗(きくちしゅうと)も勝負強い。

佐野日大・上位中心に打撃好調、青藍泰斗・機動力 小技で勝機を

 佐野日大はチーム打率4割2厘、長打数18は4強中トップ。4番細田晃誠(ほそだこうせい)、5番腰塚孔明(こしづかこうめい)は共に5打点と勝負強く、2番丸山詩温(まるやましおん)は7安打と振れている。

 投手陣は右腕上杉隼大(うえすぎはやた)が好調だ。丁寧に低めを突く投球を貫き、許した失点は国学院栃木戦の2点のみ。130キロ台前半の直球で勝負する左腕佐久間結人(さくまゆうと)への継投が勝ちパターンだ。

 青藍泰斗は機動力と小技を生かし、自分たちのペースに持ち込みたい。打率5割7分1厘のリードオフマン石川蒼(いしかわあおい)主将が要。4盗塁と足でも好機を演出する。主砲新井悠太(あらいゆうた)は5打点。打率5割の渡辺魁(わたなべかい)ら下位打線も当たっている。

 絶対的エースは不在だが、ここまで長嶋樹哉(ながしまみきや)、黒内佑大(くろうちゆうだい)の両右腕らの継投でかわしてきた。強打の佐野日大が相手だけに、替え時がポイントとなる。