自動で田植えを行うロボット

 【宇都宮】城山地区の水稲生産グループ「城山水稲四石(よんこく)会」は4月27日、下荒針町の水田で自動で田植えを行うロボットの実演講習会を行った。

 同会は1966年、水田10アールで四石(600キロ)の収穫を目標に発足した。会員は20人。減農薬など環境に配慮した農業を実践している。

 講習会はロボットを活用したスマート農業を学ぼうと企画された。会員の林常夫(はやしつねお)さん(71)が今年導入したロボットを使い、林さん方の水田で田植えを実演。会員や県、市の関係者ら約50人が参加した。

 林さんがリモコンで遠隔操作すると、ロボットは衛星利用測位システム(GPS)を利用してまっすぐに苗を植え、Uターンして作業を繰り返した。55アール分の田植えを約1時間で終えた。人力作業は、ロボットに苗や肥料を補充するだけという。

 林さんは「田植え機に乗り、まっすぐ植えるだけでも疲れる。ロボットは高齢者のために必要」と話した。

 同会の小平裕一(こだいらゆういち)会長(58)は「まっすぐ植える技術は素晴らしい。通常は3人で3時間はかかる。導入コストなどの課題はあるが、大規模農家に向いている」と話していた。