温暖化対策を取らない場合の将来予測

 2100年夏、本県の気温は県央、県南で40度を超える可能性がある-。県は1日までに、温暖化対策を講じなかった場合の本県気候の将来予測をまとめた。県全体の日最高気温は同年までの100年間で平均4・5度上昇し、最高気温30度以上の「真夏日」は年間で42・4日増えるとした。県がこうした将来予測を出すのは初めて。

 地球温暖化の原因となる温室効果ガス削減などの対策を取らなければ、足利市、栃木市、佐野市、小山市、宇都宮市の南部などで気温40度超えとなると予測。県全体の日最高気温は32・7度から37・2度に上がるとした。

 県全体の真夏日の年間日数は、3倍に当たる64・0日になるとし、県南から県北東部にかけては80日以上に達する見通し。県南部では「100~120日未満」と見込まれる地域もある。

 県はこのほか、年間降水量や大雨発生回数など計11項目について予測。県民に広く知ってもらうため、予測値を落とし込んだ地図を近く、県ホームページなどで公表する方針。

 温暖化が進めば自然災害の増加や健康被害、農作物の不作など幅広い分野への影響が懸念される。県気候変動対策課の奥山信子(おくやまのぶこ)課長補佐は「一人一人が気候変動の問題を自分事として捉え、行動を起こすきっかけにしてほしい」と話した。